伴佳七子 浮遊するかたち、ひかるこえ

伴佳七子

浮遊するかたち、ひかるこえ

2026.2.7 (土) – 2.28 (土) / 水 – 日曜日 13:00 – 18:00

ギャラリープロジェクトDJURGARDENは、2026年2月7日(土)より、伴佳七子「浮遊するかたち、ひかるこえ」を開催します。

◎会期 2026年2月7日(土) - 2月28 日(土)

◎開場 水 - 日曜日 13 時 - 18 時

◎会場 DJURGARDEN(都営大江戸線・都営新宿線 森下駅 徒歩5 分/ chigaya morishita 3階)

◎トークイベント

本展覧会の会期中、ゲストを迎えたトークイベントを全3回開催します。

各回ごとに異なる問いを立て、芸術や科学の視点から私たちの知覚や認識について、ゲストとともに考える機会とします。

①日時:2月7日(土)

志村信裕氏(アーティスト) × 伴佳七子(アーティスト)

身近な日用品や風景を題材に映像表現によるインスタレーションやフィールドワークに基づくドキュメンタリーを制作し発表する志村氏と、

‘みる’ことと、その先にある記憶について対談します。

②日時:2月21日(土) 場所:リトルトーキョー 4階(清澄白河駅徒歩3分)

池田暁彦氏(物性研究者) × 大石一貴氏(アーティスト) × 伴佳七子(アーティスト)

目に見えない力が作用するとき、物質はどのようにふるまうのか。

強磁場下での物質の挙動を研究する池田氏と、時間や変化を内包する素材を扱う大石氏とともに、力と物質の関係をそれぞれの視点から考えます。

③日時:2月28日(土)

小島慧一氏(生物物理学者) × 大石一貴氏(アーティスト) × 伴佳七子(アーティスト)

光を感じることは、生物にとって何を意味してきたのか。

全ての動物の眼に共通して存在する光受容体タンパク質であるオプシンから眼の進化を探っている小島氏とともに、

光と認知の関係、そして私たちの身体や生活にひろがる可能性について深めます。

伴佳七子 / BAN Kanako

1998年 山口県生まれ。

2024年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。

主な展覧会に、2025 年「さようなら旧市庁舎プロジェクト ハシヲワタス」(旧山口市役所 /山口)、

2025 年「Artists in FAS 2024 入選アーティストによる成果発表展」藤沢市アートスペース(神奈川) など。

石でかたちを彫りだす、膜をはがしとるなどの行為により、身の回りの変化し続ける現象を留めることを試みる。

生物や地形のかたちが形成される過程や景色を眺めたときの光の残像など、一瞬で捉えきれないものたちとの遭遇からつくることがはじまる。

無関係にみえる記憶や感覚につながりを見出し、互いに呼び起こされるしくみを自然観察やフィールドワークにより解き明かす。

「浮遊するかたち、ひかるこえ」

目の前に景色が現れるとき、

私たちはまず、輪郭をはっきりと捉えるよりも先に、光や色を受け取っている。

まばたきの一瞬、まつげに触れて散らばる光、残像として留まるかたち。

本展では、皮膜状のドローイング、石彫、映像作品を通して、”みる”ことそのものを探る。

カメラのレンズを通して世界を見るとき、

ピントが合う前の像は、輪郭を持たないまま揺れる。

ものを見て認識するということにも、常にわずかな時間のずれが存在する。

“みる”ことは、光による視覚体験であると同時に、

身体の動きや意識など、さまざまな感覚が重なり合うことで成り立っている。

私たちは、ときにすべてをわかった気になってしまう。

しかしその手前には、まだかたちとして定まっていない瞬間がある。

身体のまわりを浮遊する感覚に、そっと耳を澄ましてみる。

-伴佳七子ステートメント

今回の伴さんの企画書を読んで、最初に思い出したのは直島にあるジェームズ・タレルの「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」だ。

(因みに筆者がアートに興味を持った最初の作品が、上記である。)タレルは一貫して、光と知覚の関係をテーマとして作品を制作してきたことは周知であるが、伴さんの興味も、いかに光に実体をもたせるか、知覚のしくみを理解するか、にあるのかと思う。

そこで、今回の企画展では自然科学の分野に精通する学者さんをトークのゲストとしてお呼びし、伴さんと直接話しをして頂く。

学者さんは伴さんの作品を見て何を語るのか、それを受けて伴さんは何を見つけるのか。思想の進化をリアルタイムで共有できることを、期待しています。

-企画 清水美樹

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